テレビや雑誌などで、特定の企業に属すことなく、フリーランスとして働く!ということがよく取り上げられています。
そうした情報を見て、自分もフリーランスとして活動してみようかな?と思われる方も多いのではないでしょうか?ただ、経験などがないことから、実際には足踏みしてしまうことも多いのではないでしょうか?
そんな中、一つ言えるとすれば、長年フリーランスで活動している人も、はじめは未経験だったということです。
今回は、未経験エンジニアがフリーランスとして活躍する方法について紹介します。
未経験フリーエンジニアには三種類の未経験がある
まず、未経験フリーエンジニアには三種類の未経験があります。
・フリーランスが未経験
・エンジニアが未経験
・エンジニアもフリーランスも未経験
読者の皆さんがどの未経験かによっても、活躍していくための具体的なステップが変わってきます。順を追って解説していきますね!
エンジニア経験はあるが、フリーでは活動したことがない人
こちらの方は、もちろん持たれている「技術力」などによっても差がでますが、すぐに活躍することが可能な場合が多いです。
下記の記事などを参考にしてみてください。
・【2019年版】フリーエンジニアが安定的に案件を獲得する五つの方法
フリーエンジニアが活躍できる背景にあるのは、エンジニアの絶対的な不足です。
経済産業省の「 IT人材の最新動向と将来推計に関する調査結果 」によると、2030年には約60万人ほど、不足すると言われています。
特にAIやブロックチェーン、IoTなどの先端技術を持ったエンジニアであれば、引く手あまたでしょう。
例えば、今の時代ですと、何か新規事業にしろ、企画にしろ、システムやITと完全に切り離されたものを探す方が難しい時代です。
ただ実際に、事業会社などの支援に入ると、APIやIPアドレス、ブラウザー、セキュリティーなどなど、エンジニアであれば、基本中の基本とされるような事項ですらも、分からない人が、 新規事業や企画を実施している企業などもあります。
そうしたところにエンジニアが一人でも入ることがあれば、プロジェクトの進捗がはかどる可能性が高まります。また、フリーランスのいい所は雇用されていないので、価値を見出してくれない企業であれば、他社で活躍すればいいのです。
既に企業勤めで、特にキャリアなどに悩んでいない場合は全く必要ないかもしれませんが、もしも、キャリアチェンジなどを模索している人は、フリーランスとして働くことも候補の一つとしてもいいのかもしれませんね。
実際フリーランスエンジニアは儲けている
「IT人材白書」のデータを紹介しましょう。
こちらのデータは、年代別所得割合を示しています。
上段がフリーランス、下段が企業IT技術者です。年功序列の企業が多い、日本においては、年齢が上がるごとに所得が上がっていることが分かります。
そして、 1000万以上稼いでいる割合でみると、 50代のIT企業技術者(11.9%) に次いで、 30代以下のフリーランスの人(8.8%) という状況です。
もしも技術力があり、所得を稼ぎたいなら、フリーランスも手ということですね。
フリーランスで働いたことはあるが、エンジニアは未経験の方
こちらの方は、いきなりフリーエンジニアで働き出すのではなく、例えば、企業に勤めながらや既存のビジネスを実施しながら、スキルを磨き、のちに フリーエンジニア として活動するというのも王道です。
実際、意思さえあれば、ITやプログラミングを学ぶ機会は、非常に増えてきています。
おすすめの講座やスクールなどは、下記の記事なども参考にしてみてください。
・【知りたい】学生が起業・就職する前にITエンジニアとして稼ぐ方法
ただ、まずは、働きながら覚えるということであれば、そうした案件を見つけてくれるエージェントなどに登録のも一案です。ただ、基本的な部分は学習してから、案件に参画することをおススメします。
・【保存版】フリーコンサルやエンジニアが登録しておきたいエージェント13選!
またエンジニアではないければど、フリーランスで活動していたという人の中には、デザインやUI・UXをやってきたという人もいるでしょう。
もしもデザイン経験があり、なおかつエンジニアを目指していれば、あなたの市場価値はより一層高まることになります。
エンジニアもフリーも未経験
エンジアもフリーも未経験の方はどうでしょうか?
なにから始めるべきでしょうか?
エンジニア以外のフリーの仕事でもやってみるべきでしょうか?
色々な情報調べてみますね
実務経験がないと案件が取れない?
よくフリーで活動する際に、実務経験がないと案件が取れないというようなことを耳にすることがあります。
もちろんプロジェクトの性質や、クライアント企業のスタンスにもよるところが多いでしょう。
特に、人材不足の企業では、即戦力としてではなく、多様な働き方の一環として、フリーランスのエンジニアを登用することも増えてきています。
実際、フリーのエンジニアが数年近く一つの企業の案件に携わるというようなこともざらにあります。
ただ、 実務経験がないと案件がとりにくいことは事実でしょう。また、適切な技術がないと、単価も安く設定されがちです。そうした際は、講座とキャリア支援などとセットにしたプログラムなどにまず参加してみることを推奨します!
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いずれにしても継続的な技術力向上は必須
あなたが、現在どのような状況であったとしても、フリーランスとして活躍していくためには、継続的なスキルアップや技術力向上は避けられません。
なぜなら、サラリーマンのように周りの同僚や上司が助けてくれることを前提にしているのではなく、即戦力としての働きを期待されているからです。
フリーランスとして活動していく上で、継続的に努力を続けることが出来る領域かどうかはしっかりと判断するようにしましょう。
また、実際の案件獲得に避けて通れない「商談」や「レジュメ」などについてお困りの際は、下記の記事なども参考にしてみてください。
・【2020年版】フリーランスが案件を獲得するために面接・面談で注意すべき点
・【2020年版】フリーエンジニアが作成すべきレジュメ(職務経歴書)
また、昨今はコロナウイルスの影響などもあり、リアルでの講座などに抵抗を覚える人もいるかもしれません。
そうした場合は、王道ではありますが、Udemyなどはおすすめです。
家にいながら、低価格でスキルアップコンテンツを学習することが出来ます。
未経験者の狙いどころはWeb制作の案件
また、未経験のあなたが、案件を探しているのであれば、WEB製作の案件はおすすめと言えます。
なぜなら、難易度がそこまで高くないということ。
そして、そこまで技術力などがなくても、WEBを構築する手段や方法が増えてきているからです。
クラウドワークスなどで少しだけ案件を積めば、WEB製作案件であれば、すぐにスタートできるともいえます。
その一方で、業務用システムの開発は実務経験が必要となってきます。
業務で使う以上、厳密性が求められますし、その開発ロジックなどもそれなりに複雑になることが多いです。
まずはじめの一歩を踏み出そうとしているのであれば、WEB製作の案件など探してみましょう。
様々なスキルを組み合わせは希少価値を上げる
また、最初にWEB案件を実施したとしても、そこにデザインの力なども蓄えていくとあなたの希少価値はどんどん上がり、結果、単価なども上がっていきます。
プログラミングだけできるエンジニアよりも、デザインのことが分かっているエンジニアの方が希少だからです。
これは、様々な組み合わせが考えられます「フロント×バック」や「インフラ×UI」「ビジネス×IT」などなど。あなたの、嗜好に合わせてスキルを組み合わせていきましょう。
技術力がないことを自覚しているのであれば、逆に最初から上流を目指すのも
また、最初から技術力がないことを自覚しているのであれば、上流工程の案件を狙いどころにするというのも手です。
ただし、実際に要件定義されたものを実装するエンジニアからすると、やはり、ある程度、技術のことも分かった人が、上流工程について欲しいものです。
もしもそうした案件が獲得できたとしても、技術的な学習は案件と並行しながら、すすめていくことを怠ってはいけません。
【まとめ】はじめは皆初心者から始まる!
フリーエンジニアとして活躍できるかどうかは、今時点で初心者かどうかはそこまで重要ではないかもしれません。
「何ができるか?」というよりは、「本当にやりたいか?」の方が重要な要素になります。
実際にそうした意欲さえあれば、フリーランスとしてのスキルを学ぶ機会、また案件を紹介してくれるエージェントや、企業はたくさんあるのが現状です。
もしも、フリーランスになるか足踏みしている人がいれば記事の内容など参考にしてみてくださいね。
デジタル・エレクトロニカでは、引き続き、フリーランスやデジタル化に関する情報を発信していきます。
番外編:フリーランスになるのに年齢は関係あるか?
また、フリーランスになる際に、もう自分は30代・40代だし・・・
と考える人がいるかもしれません。
これはフリーランスの年齢問題といわれる領域です。
先に結論から言えば、もしもフリーランスとして働きたいのであれば、早い段階でその経験を積むべきなことは間違いありません。
その一方で、業務内容や求められるスキルも多様化していく中で、年齢は本質的にはどうでもいいとも言えます。逆に、既に40代や50代で、若者の指示を受けて仕事などしたくないという人は、恐らくフリーランスには向いていないかもしれません。
フリーランスは、基本的にアウトプットで評価され、あなたの年齢自体では評価してくれません。
裏を返せば、高い技術力などを身に着ければ、それほど高い単価で案件を受注するこも可能になります。
クライアントの要望にいかに応えることが出来るのか?
その一点をつき詰められる人は、何歳であっても、フリーランスで活躍することが可能です。
また、例えば、50代までサラリーマンを続けてきて、フリーランスに転向される際も、既に、サラリーマン時代に築き上げてきた人脈があるのであれば、それは、単純にプログラミングや開発ということでなく、案件発掘などの領域でも、クライアントを喜ばせることが出来るかもしれません。
年齢ではなく、本当にご自身でフリーランスとして働いていきたいかをしっかり考えるようにしましょう。