DXとデジタル化を推進するCDOとCIOの役割・違い|やるべき事

CDOとCIOとは?

  • CDO:Chief Digital Officer(最高デジタル責任者)
  • CIO:Chief Information Officer(最高情報責任者)

CIOは、1981年に、 ウイ リアム.R.シ ノ ットが最初に用いたと言われています。

彼は、「CIOとは情報管理を担当する最高の経営責任者である」と定義しています。

1960年~70年代のいわゆる「コンピューター化(Computerization)」と80年代以降の「情報化(Informatization)」を区別し、まさに、 情報化を担うCIOの重要性を説きました。

その後、インターネットの拡大や、昨今では、人工知能(AI)やIoT、ブロックチェーンなど、新しいデジタルテクノロジーを活用した、価値創造や、企業の変革が求められています。

そうした中、CIOだけでなく、CDOの役割に注目が集まっています。

CIOとCDOの立ち位置

昨今、国内外でCDOを設置する企業が増えてきています。

CIOとCDOの役割分担はどのように敷いているのでしょうか?

まずは、CIOかCDOのみを設置するケースがあります。

日本においては、CIOとCDOに絞れば、CIOという役職のみを設置しているケースの方が多いのが現状でしょう。

その一方で、レガシーシステムに高い危機感や、新しいテクノロジーのビジネスへの展開を模索する企業においては、CDOのみを設置するケースもあります。

そうしたCIOかCDOのみを設置するケースにおいては、両者の役割分担自体はそこまで問題になりません。

また、企業規模によっては、CIOやCDOの機能をCEOが担うケースや、兼務するというケースも多いわけです。

ただし、これだけITやデジタル化が企業経営に与えるインパクトが大きい中、CIOだけでなく、デジタル化の責任者として、CDOを並列に設置するケースや、また、どちらかの配下として、設置するケースもあります。

このように一つの企業に、「CIO」「CDO」が併存する際に、その役割をどこで切り分けるかがよく議論となります。

CIO・CDOの役割分担

CIO・CDOの役割分担には様々な方法があります。

一つは、「攻めのIT」「守りのIT」による分類です。
例えば、ITマネジメント(組織、計画、投資・コスト)や、ITリスク(情報セキュリティーやBCP)など、いわゆる「守りのIT」をCIOが中心に担う。その一方で、新規開発やリプレイスなど、「攻めのIT」部分を中心にCDOが担うという方法です。

また、役割分担を「顧客軸」と、「テクノロジー軸」というマトリクスで整理するケースもあります。

デジタルトランスフォーメーション(DX)のポイントの一つとして、「顧客の体験価値 」(CX) 向上があります。

CXを向上させるために、テクノロジーの「新規性」は手段でしかありません。

ただし、テクノロジーの進化のスピードが速いなか、必ずしも、「既存の企業システムの専門家」と、「新しいデジタルテクノロジーや企業変革の専門家」が同一人物である必要もないのです。

もちろん、注意事項としては「顧客視点」で考えることと、「会社視点」で考えることが、180度違うことの方が珍しく、「0」「1」の世界でもありません。

「軸」を活用することは、基本的な考え方や方針を両者で合意をとることを円滑に進めるための方策の一つです。


CIO・CDOを設置する前に明確にすべきステップ

CIO・CDOを設置する際には、
・それぞれのミッション(ゴール)と優先順位を明確にすること。
・また、「その企業にとって」、適切な役割分担の考え方となる「軸」を用意すること。
・そして、適切な「立ち位置(型)」を模索することが求められます。


その上で、基本的な考え方や方針を両者で合意をとり、企業価値の向上を目指していくことが求められます。

今回は、CIOとCDOの役割分担について紹介しました。

デジタル・エレクトロニカ(Digital Electronica) では引き続き、企業・団体のデジタルトランスフォーメーション(DX)の推進を後押しする情報を発信していきます。

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