経営企画室のDX~経営のモニタリングや戦略の策定~

経営企画室は情報の収集屋さん?

業界問わず、その企業の経営戦略や経営のモニタリングを担う「経営企画室」を設置している企業は多いはず。

経営企画室は、本来、会社の今後を見据えた戦略や戦術を立案する重要なポジションです。
にもかかわらず、多くの経営企画室が、”情報の収集屋さん”と揶揄されることがあります。

つまり、中期経営計画の立案や、戦術を立案する際に、あくまでも、現場の情報を収集するだけで、日ごろの業務に忙殺されてしまっているケースが多々あるのです。

また、経営計画は立案して終わりではなく、それをモニタリングするにも、それぞれの現場の情報を収集する必要があります。そのたびに、フォーマットが異なる、各種の情報ソースが社内の各部署やグループ会社から、経営企画室に集まってきます。そうしたデータの収集や加工で日々の業務が終わってしまっている、経営企画室を”情報の収集屋さん”と呼称することがあるのです。

経営企画室に求められるDX(デジタルトランスフォーメーション)

経営企画室に求められるのは、単に情報を収集するだけでなく、その先を実施することが求められています。それを実現する方法として注目されているのが、経営企画室のDX(デジタルトランスフォーメーション)です。

具体的には、社内やグループ会社に散らばる情報を、リアルタイムに近い形で、自動で経営企画室が収集し、その情報に基づいた戦略や経営を展開するということです。

現在は多くの企業が、経営に関する情報を未だに、Excelで管理していたりします。
ただ、Excelでの管理では、ビジネスモデルに重要な変数が変わったり、時系列を取っての分析などにはおのずと限界があります。

また、機械学習やビッグデータ処理などの高度化などが進む中で、その進化を経営に取り入れないのは、もったいないの一言につきます。

KI Strategy Inc.によるDX支援

デジタルエレクトロニカの運営会社でもある、KI Strategy Inc.は中期経営計画の策定などを専門にした、コンサルティングファームです。

また、同社は、中期経営計画の策定だけでなく、経営計画室の効率的な業務運営を支援するための、DX支援を実施しています。

社外に散らばるデータを経営企画室が一括して管理し、高度な分析や、本来の戦略業務にフォーカスすることを可能にする業務環境の構築を支援することが可能です。

経営企画室のDXを阻む二つの壁

経営企画室のDXの必要性を感じていても、それを阻む代表的な壁があります。

・一つ目の壁が、経営者や担当者の無理解
必ずしも、経営企画室の業務や役割を経営者や担当者自体が理解していない場合があります。
また、データに基づいた経営についても、今までのやり方が少しでも変わりうると拒絶反応が起きるケースも多いでしょう。
後者については、部分的にDXを進めたり、現在のやり方を効率化し、他の領域に時間をさけるようにするなどの方法もありますが、前者については、より深刻な課題と言えるかもしれません。

・二つ目の壁が、社内にデータサイエンスやシステムに強い人材がいない。
必要に応じて、人材を常駐させ、DXの環境の構築までの支援が可能です。

・三つ目の壁は、他部門からの反発
こちらは、経営企画室の社内ポジションにもよりますが、社内調整に向けた資料作成なども実施しています。

KI Strategy Inc.ではこうした課題を伴走型で解決し、経営企画室のDX推進支援を展開しています。中期経営計画の策定や、経営企画室のDXに関心を持つ経営者や、経営企画部の担当者などはお気軽にお問合せください。

デジタルエレクトロニカでは、引き続き、企業のデジタルトランスフォーメーションに関する情報を発信していきます。

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