【2022年版】フリーランスがリモート・在宅案件をこなす際の注意点と方法

働き方改革が唱えられて久しいですが、その一環として多様な働き方を認める企業が増えています。
その一つにリモート・在宅勤務というものがあります。

人材不足を背景に、子育てや看病している人にも働いてもらうためには、そうした制度の完備は、今後も進行する流れの一つでしょう。

ビフォーコロナの総務省の「平成28年度 通信利用動向調査」によると、リモートワークやテレワークを導入している企業の割合は13.3%、導入を予定している企業も合わせると16.6%となっています。

フリーランスやエンジニア・デザイナーが案件を取得する際も、リモート案件か常駐案件かは一つの分かれ道になります。どちらの案件がおすすめというよりも、ご自身の働き方として、どちらを望むかという意志も重要な要素となります。

また、コロナウイルスの蔓延のため、半ば強制的にリモート業務への推進が進められており、リモートでの働き方は今後も拡大してくトレンドでしょう。

今回は、リモート・常駐案件をこなす際の注意点と方法について紹介します。

リモート案件はさぼりやすいというのは誤解

まずこれは、発注側の企業としても、フリーランスとしても、言えることではるのですが、「リモート案件はさぼりやすい」というのは誤解ということです。

むしろリモート案件の方が、成果やアウトプットをより厳密に評価されることになります。
日系企業に多いのは、そのオフィスや座席に座っていること=仕事をしている事となっている場合も多々あります。

ただ、リモートや在宅案件の場合は、そこにいないことが前提なので、アウトプットや成果物が最初から決められている場合が多いのです。

・〇〇の市場調査
・△△のコーディング
・××のデザイン などなど

フリーランスに関わらず、正社員としてもリモートや在宅勤務を認める企業が増えています。そうした企業の方が一般論として、成果やアウトプットがしっかり定義されている企業と言えるかもしれません。

アウトプットが明確な職業はリモート化の潮流

例えば、アウトプットが明確に定められている職業としては、下記などが挙げられます。

・Webライター
WEBライターはメディアなどの原稿を執筆する仕事を請け負います。
記事を集まって書く必要性はなく、またアウトプットの要件なども明確に定められているので、リモート向きです。

・WEBデザイナー
デザイナーさんの仕事も、言葉というアウトプットではありませんが、出来の良し悪しは、クライアント側が、アウトプットですぐに判断することが可能です。

デザイナーが挙げてきたアウトプットに、要望を伝えることで、リモートでも十分に業務の遂行が可能です。


・リサーチャー
フリーコンサルの案件なども、リモート化が進んでいます。
コンサルタントで働くメンバーは、何がアウトプットとなるかを見極めるのが早く、また、市場調査などであれば、それこそ集まって作業する必要はありません。

リモート・在宅案件の最大のメリットは?

リモート案件は、企業側にも、フリーランスや正社員など働く側にもメリットがあります。

【企業側の代表的なメリット】
・従業員の席の用意などが簡易ですむ(コスト削減)
・常駐に限らないことで優秀な人材を獲得できる(人材獲得)
・妊娠や看病などでも働きたい人へのサポート(福利厚生)

【働く側の代表的なメリット】
・集中力向上(生産性向上)
・移動時間の節約(コスト削減)
・場所の制約を受けない(参画可能プロジェクトの増加)

このようにリモート、在宅ワークのメリットがありますが、当然注意点もあります。

リモート案件のデメリットはコミュニケーションコスト

リモート案件の最大のデメリットの一つはコミュニケーションコストです。
実際に、SkypeやLineなど気軽にコミュニケーションが取れるツールや、ソリューションが無数に完備されているのも事実です。

ただ、隣にいてさらっと確認できてしまったりする方が早かったりします。
また、メッセージだけでは伝わらない感情なども隣にいればすぐ感知できるということもありますよね。

そもそも、仕事は完全に任せていて、打合せやコミュニケーションも基本取っていないのであれば、今のルールがということだけで、リモートを導入しないのであれば困ったものです。

ただ、打合せやコミュニケーションが必要な業務に無理にリモートを導入する必要があるというわけでもないのです。そこらへんは案件の性質に応じて、フリーランス側も、先方に交渉してみてもいいかもしれません。

リモート・在宅という働き方が向かない人の特徴

リモート案件は場所にとらわれない働き方などのメリットも魅力的な働き方です。

ただ、先にも記載した通り、リモート案件だから、楽ということではないのです。
むしろ、その場にいないことが前提だからこそ、アウトプットや成果物の品質は求められます。

また、隣に上司や同僚がいてくれた方が、仕事が進む(だれもいないと誘惑に負けてしまう⇒結果アウトプットが出ない)という方はリモート案件には向いていないかもしれません。別の言い方をすれば、公私混同をしっかり切り分けることが求められます。

それはご自身の適正なので、しっかりと見極めていくことが必要です。

リモート案件をこなしたい人や、そうした働き方を実践したい場合は?

リモートや在宅のメリット・デメリットや個人の適正を見極めた上で、そうした案件や仕事を実施していくにはどうしたらいいでしょうか?

フリーランスの場合は、そうした案件を多く保持している、エージェントを活用することをおすすめします。下記の記事など参考にしてみてください。

【2019年版】フリーエンジニアが安定的に案件を獲得する五つの方法
・【2019年版】フリーコンサルタントの種類と優良案件の取得方法
・【保存版】フリーコンサルやエンジニアが登録しておきたいエージェント13選!

また、現在、そういう働き方は認められていなく、そうした企業で働いてみたい人は転職などを検討するのも一案です。
ベンチャーならまだしも、大きな企業の社内ルールを変更させるのは骨が折れる仕事でしょう。
下記の記事など参考にしてみてください。

・フリーランスエンジニアから正社員に転職・再就職やキャリアチェンジする方法

今回は、リモート・在宅案件のメリットや、注意点。そうした働き方を希望する人向けの情報となります。
デジタル・エレクトロニカでは引き続き、エンジニアやフリーランス向けの情報を発信していきます。

番外編:リモートで働くためのツール完備は万全に

もしもリモートでの業務を効率的にこなしていくためには、今の住居環境やITツールの導入は積極的にすすめていきましょう。

※またmリモート作業の大前提として、セキュリティ環境は万全にすることが求められます。
会社の大切な資料や情報が流失してしまっては大変です。
最新のウイルスソフトなどがしっかりインストールされているか確認を怠ってはいけません。

おすすめの、オンラインコミュニケーションツールを紹介します。

まず、ChatWorkとSlackは王道ツールと言えるでしょう。
チャット機能やファイル添付、タスク管理や検索機能など、リモート作業で必要な機能が完備されています。

またUIもこだわっており、一度使いだすと、メールでのやり取りに戻れなくなりそうです。

また、パワーポイントやExcelのリアルタイム更新に際しては、Googleドライブの活用をおススメします。
ファイルを添付したしない、などのコミュニケーションロスを防ぐことが可能です。

王道のツールを紹介しましたが、大小様々なツールがあり、リモートで働くための、あなたにとっての最適な環境を構築し、お客様にも提案してみてはどうだでしょうか?

また、オンラインツールだけでなく、そもそもの家を綺麗にしたい!もしくは、子どもの面倒を見てもらいたいなどの場合は、そうした課題を解決してくれるサービスを活用してみることをおすすめします。

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