今回は前回に引き続き、フリーランスの方でSAP案件を探されている方向けの記事となります。
SAP案件のうち、FI、CO、PSとは?という方は、前回の記事参照にしてみてください。
フリーランスの需要の高いSAP案件(FI、CO、PS)とは?
FI、CO、PSなどは主に会計系と言われる、SAPのモジュールとなります
SD、MM、PP、QM、PM案件とは?
SD、MM、PP、QM、PM案件は会計系に対して、ロジ系などと呼ばれる案件が分類されます。
- SD(Sales and Distribution:販売管理系のモジュール)
- 主には、受注→出荷→請求といったプロセスを実現するための機能が備わっています
- MM(Material Management:購買管理/在庫管理系のモジュール)
- 主には、発注、入庫、仕入れ、在庫などに関する機能が備わっています
- PP(Production Planning and Control):生産計画/管理系のモジュール)
- 主には、生産計画に基づいた製造に関わるプロセスを管理する機能が備わっています
- QM(Quality Management):品質管理系のモジュール)
- 出来上がった商品の品質管理に関する機能が備わっています。単体で使用することは無く、MM、PP、PMなどと併せて使用されます。
- PM(Plant Maintenance):施設保守運用系のモジュール)
- プラント(設備)の保守運用を実施するモジュールで主にインフラ業界で使用されている。
SD、MM、PP、QM、PMのねらい目は?
まずは前提として、SAP案件を受ける際に、それは会計系のモジュールなのか?
今回紹介したロジ系のモジュールなのか?
そちらをまたがるように案件なのか?は要確認となります。
その上で、それぞれのモジュールは相互に結びついている意味がありますので、過去にそのモジュールを担当していればもちろんそのモジュールの案件の難易度は下がるでしょうし、相互関連するようなモジュールの経験があると容易となるでしょう。
逆にいうと、今後さらにSAP案件の経験を増やしていきたいと思うのでれば、SAP経験があれば、特定のモジュール経験を問わない案件も多いのが実情です。
そうした際は、今まで経験したことのないモジュールの案件に参画することで、さらにご自身の活躍の幅を広げてもらうことも可能になるのではないかと思います。
デジタルエレクトロニカでは、引き続き、SAP案件に限らず、フリーランス向けの情報を発信していきますので、定期的に覗いてみてくださいね。