「ランサーズ フリーランス実態調査 2019年度版」 によると、日本のフリーランスは、1087万人いるとされています。
最近は、首都圏だけでなく、地方で活躍するフリーランスも増えてきています。
その一方で、経済規模に比例して案件も東京など都会に集中する傾向にあります。
また、案件受注前にも一回は、顔合わせして!というようなケースも未だ多いのが実態です。
そうした中で、地方フリーITエンジニアやコンサルタントがいかに高単価の仕事を獲得するかが今回のテーマです。
【結論】リモート型案件をこなせるスキルとエージェントの活用を!
- 地方は首都圏に比べ案件数の絶対数が少ない
- 地方には物価の安さなどのメリットもある
- 地方フリーランスはリモート型の比重を高め、コミュニティー化を目指すべき
- 複数のエージェントへの登録がおすすめ
案件には大きく「常駐型」と「リモート型」がある
まず、大前提として、フリーランスの仕事には大きく分けて「常駐型」と「リモート型」があります。
どちらの案件もメリットとデメリットがあり、フリーランスのスタイルに応じて選択していく必要があります。
ただ、地方フリーランスにとっては、この 「常駐型」と「リモート型」 のうち、「常駐型」の案件の質や数が不足しがちという問題があります。
当たり前の話ではあるのですが、企業の本社の多くは東京にあり、そもそもそうした企業への「常駐」を前提にした際、地方フリーランスではなくなってしまいます!
もちろん地方においても、「常駐型」の仕事もありますが、安定的に仕事を確保するには、大阪、名古屋、福岡程度の規模の都市の周辺がどうしても有利になります。
地方フリーランスは「リモート型」の案件開拓の比重を上げる
企業の絶対数が少ない中、地方フリーランスにおいては、常駐型での案件獲得の旨味は少ないということを紹介しました。
ではどうしたらいいのでしょうか?
地方フリーランスが安定的に仕事を獲得していくためには、「リモート型」案件をこなせるスキルと実績を積んでいくことが求められます。
例えば、デザイナーであったり、リモートシステム開発案件、リサーチコンサルなどはそうした案件に向いています。
そうしたスキル向上には、Udemyなどもおすすめです!
【おすすめ講座例】
・「未経験からプロのWebデザイナーになる! 400レッスン以上の完全マスターコース」・「業界最先端の動画制作テクニックを制覇!Adobe Premiere Pro オンライン講座」
また、最近では、リモート案件を国内だけでなく国外のアウトソーシング先のマネジメントをリモートで行うなどのニーズも増えてきています。
英語が得意な人はそうした案件にチャレンジしてみるのも手かもしれません。
地方フリーランスにはメリットもある!
地方フリーランスは首都圏に比べ、案件数が少ないというデメリットを紹介しました。
ただ、地方フリーエンジニアには、地方なりのメリットもあります。
- 物価や家賃が安く、活動していくためのコストも低く抑えられる
- 案件数も少ない変わりに、競合も比較的すくない!
- 都会の喧騒から離れることができる!
- 東京から地方へ拠点を移す企業も生まれてきている!
- などなど
また、「【2020年版】フリーランスが独立して年収一千万円の壁を越える方法」でも紹介した、フリーランスのコミュニティー化を特定の地域で起こすという方法もあります。
まだ、地方でフリーSEで活動することが定着していない地域に、いち早く根付きコミュニティー化すれば、都会にはない価値を提供できる可能性もあります。
地方フリーランスで活躍するなら複数エージェントの登録は必須!
地方でリモート案件をこなす。コミュニティーを作るなどは大切な観点ですが、最初の案件取得については、やはりそれを専門にしたエージェントと協業するのがおすすめです。
首都圏であれば、一つのエージェントの活用だけでも、特に初期はそこまで案件に困ることもないかもしれません。
ただ、地方のメリットを活かすためのリモート案件や数少ない常駐案件の情報を獲得するためには、複数のエージェントへの登録が必須となるかと思います!
以下で、地方フリーエンジニアにおすすめのエージェントを紹介します。
地方フリーランスでおすすめの紹介会社5社!
地方でリモート案件をこなす。コミュニティーを作るなどは大切な観点ですが、最初の案件取得については、やはりそれを専門にしたエージェントと協業するのがおすすめです。
地方エンジニアであればまずは登録しておくべき Pe-BANK
登録はこちら【Pe-BANK】
クライアントは業務による限定はなく、幅広く案件を網羅しています。
はじめてのフリーランスにもおすすめ! ポテパン
登録はこちら【ポテパン】初めてのフリ ーランスにもおすすめ
大阪や関西圏で活動するフリーランスには特におすすめ! エンジニアファクトリー
登録はこちら【エンジニアファクトリー】フリーエンジニア案件を幅広く網羅しています!
今回は最近よく耳にするリモートワークや地方フリーランスの話題について紹介しました。
デジタル・エレクトロニカでも、フリーランスとの協働を推進しています。案件を探しているエンジニアやコンサルタント。また案件を発注したい企業からのお問合せを随時受け付けています。お気軽にお問合せください。
番外編:地方コミュニティーについて
地方では、家賃が安いや、昨今のコロナの影響などで、リモート化が進む中、そのメリットが増えてきている状況ではあります。
その一方で、案件の絶対数は首都圏の方が多いことは、変わりはありません。
また、フリーランスといっても、完全に一人で稼働する人もいれば、何人かのグループや仲間と共に仕事をする人も増えてきています。
そうした中で、地方と一律でいっても、フリーランスを積極的に受け入れている都市があります。
例えば、奄美や富士見町などはその代表例です。
・「フリーランスが最も働きやすい島化計画」
・「富士見町 森のオフィス」
もしも、現在地方に住んでいてフリーランスを検討しているのではなく、都心に住んでいるけれども、地方に移住してという場合は、その地方自治体が積極的に誘致しているかや、関連するコミュニティーがあるかなどは確認してみた方がいいかもしれません。
また、逆に、地方でありながら、フリーランスが活躍する拠点がないのであれば、その土地に思いれがある場合は、ご自身で拠点づくりしてみることも一案になります。
興味がある人は検討してみましょう!