サラリーマンから地方・田舎のフリーITエンジニアへの転職はおすすめしない理由

2020年はもともと、東京オリンピックの開催される予定となっていた、メモリアルな年になるはずでした。

ただ、コロナウイルスの蔓延に伴う、オリンピックの延期。
また、緊急事態宣言に伴う、働き方改革も、半ば強制的に進行する形となりました。

そうした中で、業務のリモート化が業種・業界問わず進行しています。

どうせ、リモートであるならば、地方に移住しようかと考えている人も増えてきています。

まとめ

・いきなりサラリーマンをやめて地方・田舎フリーランスで活動するのはおすすめしない
・フリーランスで活動していた人が地方に行く場合も留意が必要
・それでもという人には朗報あり!
・ストック収益×地方フリーランスは最強か

サラリーマンの移住は会社と折り合いつけば躊躇しなくてもいいが。。

もしも、何処かの企業に勤めていて、都会の喧騒から離れた、地方で暮らしていきたいと考えたことはありますか?

地方暮らしは、当然、移動時間が増えたり、ご近所付き合いなど、都会にはない煩わしさもあることでしょう。ただ、基本的に、正社員で働く従業員であれば、地方への移住は、会社との折り合いがつけば、全く問題ないと言えます。

というのも、しっかり会社と合意しているのであれば、地方や田舎に住んでいるからということで、解雇されたり、仕事を与えないなどという事態が起きることはあまりないからです。

では、フリーランスが地方・田舎で活動したい場合は?

それでは、フリーランスが地方や田舎で活動したい場合はどうでしょうか?

既に首都圏のフリーランスで活動している人が地方や田舎に移住するケースや、現在、サラリーマンで勤めているけれども、そちらをやめて、地方に移り住もうという場合もあります。

まず、現在、サラリーマンに勤めていて、いきなり、地方・田舎のフリーランスで活動するのはおすすめしません。

理由は、案件数が首都圏の方が圧倒的に多いからです。
ある程度の期間、フリーランスで活動し、顧客を複数持っていたり、圧倒的なスキルを持っていれば別ですが、基本的に、いきなりフリーランスで活動する中で、案件を獲得するのは容易ではありません。(クライアントの視点でも考えてみましょう)

まずは、都会で活動し、実績やスキルを蓄えてから、地方・田舎に移住したいならするというステップを踏むことをおすすめします。

もう既に、都会でフリーランスで活動してきた上で、移住したい場合

サラリーマンをやめていきなり地方フリーランスとして活動していくのではなく、既にフリーランスで活動した上で、活動の拠点を地方に移したい場合はどうでしょう。

結論から言えば、ありです!

ただいくつか留意点があるので、そちらを紹介します。

・繰り替えしになりますが、案件は都会の方が多いです。
・また、やはりよそ者には冷たい地方が多い
・そして、都会ほど、フリーランスという働き方が受け入れられていない

例えば、企業が集積している都市部であれば、求人を見たり、資金調達の情報や、各種イベントなどに参加すれば、営業の機会はいくらでもあります。

ただし、そもそも周りにフリーランスという働き方をしている人がいなかったり、そうした働き方への受容度が高くないと、案件を獲得するのは厳しかったりもします。

でもやっぱり地方・田舎で活動したいという場合

それでも、田舎や地方で活動したいという方は朗報です。
よく、地方への移住のメリットだけを語る情報が多い中で、デメリットを多くあげても、地方で活躍したいという強い意思があれば、なんとでもなるという側面があります。(極論、戻ってくればいいだけなので)

そうした方は、下記の記事なども参考にしてみてください。
地方フリーランスが安定的に稼ぐためのポイントなどを紹介しています。

・【2020年度】地方フリーランスのメリットと高単価の仕事を獲得するには?

実際、都会の喧騒から離れた田園風景での生活は、単純に金銭的なものではなく、生き方としても、そして、コロナウイルスなどの感染症という観点からもメリットは十分にあるのですから。

番外編:ストック収入+田舎暮らしは最強か

番外編として、あなたが、田舎暮らしをしたいと考えている場合で、もしも、定期的なストック収入があると、それは最強かもしれないという話です。

まず、ストック収入というのは、定期的に入ってくる収入です。
例えば、コンサルティングなどは、基本的にプロジェクトが終われば、そこまでの収入となる、フロー収入と呼び区別します。

ではストック収入とは何かといえば、例えば、株式の配当や金利、不動産賃貸収入などが含まれます。
フリーランスはサラリーマンに比べ、安定しない代わりに、比較的高単価の案件が多いのが特徴です。

そしたフリーランスの高案件の仕事で貯めたお金を、ストック収入になる、金融商品や不動産などに投資し、そのストック収入で最低限の生活が賄える状況になっていれば、田舎暮らしは最強です。

というのも、都心部と比べれば、そもそも生きていくコストは地方の方が割安です。
そうした中で、リモートのフリーランス案件もやりつつ、最低限の生活はストック収益で賄える状況をいかにつくるかは、重要な観点です。

そのためには、いくら必要なのかや、何をすればいいのかという観点でも、ご自身のキャリアやワークスタイルを考えてみることをおすすめします!

デジタル・エレクトロニカにかでは、フリーランス向けの情報を定期的に発信しています。
もしも、少しでも参考になると思うポイントがあれば、是非、定期的に見に来てくださいね!

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