フリーランスや個人事業主の老後に向けた資産形成について

一時期、国会やメディアなどで、「老後2000万円問題」が世間を騒がせました。
・夫65歳、妻60歳の時点で夫婦ともに無職
・30年後(夫95歳、妻90歳)まで夫婦ともに健在
・その間の家計収支が毎月5.5万円の赤字
(総務省「家計調査」(2017年)における高齢夫婦無職世帯(夫65歳以上、妻60歳以上)の平均)

上記のモデルにおいては、つまり老後30年間で約2000万円必要になるという試算から出されたものです。
(月5.5万円 × 12か月 × 30年 = 1980万円)

この試算の是非はありながらも、フリーランスや個人事業主においても、将来の資産形成は重要です。
今回は、そちらのトピックについて紹介します。

結論:フリーランスはサラリーマンより資産運用を意識すべき

・フリーランスはサラリーマンに比べ安定性がない
・その一方で資産運用に対するリスク感度は人それぞれ
・まずは、専門家への相談も一覧
・資金に余裕があるのであれば、お金に働いてもらおう!
・不動産投資もその一覧
・フリーランスで最強なのはフロー所得をストック所得へ移転させる資産運用

フリーランスにおける資産形成

フリーランスをずっと続けるかどうかにもよりますが、一般的にサラリーマンとの違いとして下記があげられます。(もちろんその代わりに、比較的高い単価や、自由な働き方を実現することができますのでメリット・デメリットがあるというわけですが)

・退職金がない
・ボーナスがない
・病気等になった際の補償がない(有給等)
・年齢的な制約を受ける

※案件募集の多くが40代までを希望するケースが多く散見されます。

つまり、サラリーマンの人よりも、将来の資産形成については、慎重に検討すべきなのです。

まず基本的な事項について

資産形成について考える際にまず基本的な事項として、「インカムゲイン」と「キャピタルゲイン」というものがあることを認識しましょう。

・キャピタルゲインとは、売買益のことで、例えば、株や外国為替などの勝った時と売った時の差額げ儲けるものです

・インカムゲインとは、不動産や株式などの資産を保有中に得られる収益のことです
家賃収入や配当、金利などが該当します

もちろんフリーランスや個人事業主として働きながら、売買益を狙う人もいるでしょう。
投資手法にもよりますが、時間がとられてしまうこともありますが、もちろんその分、自分の手法を確立すれば、大きな収益を見込むことも可能です。

逆にインカムゲインは、頻繁に売買を繰り返すものではありませんので、いわゆる不労所得になりえます。
ただ、投資金額にもよりますがインカムゲインはキャピタルゲインほど、大きな収益を見込むのは厳しいかもしれません。

キャピタルゲインとインカムゲインはどちらの収益が優れているというものではなく、それぞれメリットデメリットがあります。

キャピタルゲイン・インカムゲインのそれぞれの特徴

一概にいえない意味もありますが、基本的には下記の認識をもっておいて間違いはないでしょう。

キャピタルゲイン
【メリット】
・大きな収益機会
・資金効率がいい
【デメリット】
・投資に時間を取られる(投資手法次第)
・ハイリスク

インカムゲイン
【メリット】
・不労所得
・初期以外はそこまで時間を取られない
【デメリット】
・資金効率は低い
・ローリターン

フリーランスや個人事業主におすすめの資産運用とは?

もしも、資産を多少時間を取られたとしても、効率的に増やしていきたいと考える人は、「キャピタルゲイン」で儲ける手法を身に着けることが必要です。

FXや株などが該当しますが、ハイリスクハイリターンです。
ただ、資金管理をしっかりすることで、FXなどでは、金利差(スワップポイント)などのインカムゲインも獲得できます。

大きな資金で、少額の投資を行い、スワップポイントを狙うなどの手法もあります。

最近では、政府も多様な働き方を後押ししていますが、民間企業側でもフリーランス専門の金融サービスも登場しています。

また、税制的な優遇を受けやすいiDeCoなどもおすすめです。

iDeCoのメリット・デメリット

iDeCoは、「個人型確定拠出年金」のこと。
基礎年金のような公的年金ではなく、自ら加入して掛金を出し運用する形の金融商品で少額から始めることができます。
また、個人事業主などの第1号被保険者も加入できることがポイントです!

メリット
・掛金は全額所得控除の対象(節税が可能)
・金融商品を選んで運用できるため、高い運用益を得ることも可能
・運用状況に応じて金融商品の変更や、商品の保有割合を変えることができる

デメリット
・60歳になるまでは原則、給付を受けることができない
・毎月の口座管理などに手数料がかかる

不動産投資もその一案

比較的フリーランスは、案件単価も多く、人によっては、サラリーマンより多くの貯蓄を蓄えている人もいるでしょう。

ただ、「退職金」「ボーナス」「病気」等のことを考えれば、そうしたお金を銀行にためておくのではなく、お金に働いてもらうという考えかたもあります。

キャピタルゲイン目当てのFXなどは資金効率が非常に高いですが、その分時間を取られてしまいます。

ある程度、まとまった金額があるのであれば、不動産投資もおすすめです。
まずは、資料や話だけでも聞いてみてみましょう。
すぐに投資する必要はまったくありません。

フリーランスにもおすすめな、不動産投資に関するサービスを提供している企業を抜粋して紹介します。

投資未経験でもOK!失敗しない不動産投資なら【GA technologies】

データに基づいた堅実な不動産投資が特徴。
主要都市の希少な中古ワンルームマンションに特化しています。
設立5年で上場し、売上200億円を達成した不動産業界で大きな注目を集めるベンチャー企業が運営しています。

まずは、資料請求だけして、情報を集めてみましょう!

フリーランスで最強なのはフロー所得をストック所得へ移転させる資産運用

さまざまな資産運用方法を紹介しましたが、一番おすすめなのは、フロー所得をストック所得へ移転させるような資産運用を意識することが重要です。

どういうことかといいますと、まず所得には、フリーランスの案件ごとに稼げるフロー所得と、株式配当などのストック所得に大別することが可能です。

そこで、最低限度の生活費は貯蓄しながらも、比較的に高所得のフリーランス案件で稼いだフロー所得を、株式や不動産などに投資することで、ストック収益を得られる状況を作りだすことが重要です。

ここら辺の稼ぎ方は、ベストセラー書籍なので、既に読まれている人も多いかもしれませんが、下記の本なども是非参照してみてください。

今回は、フリーランスや個人事業主向けの資産形成について紹介しました。
デジタルエレクトロニカでは引き続き、フリーランス・エンジニアや個人事業向けに関連動向を発信していきますので、関心をお持ちの方はチェックしてみてください。

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