SAPという企業をご存じでしょうか?
ドイツ中西部にあるヴァルドルフに本社を置くヨーロッパ最大級のソフトウェア会社です。
ERPという基幹システムを提供するメガ企業です。
そんなSAPのERPシステムの保守期間が2027年に切れるという、俗にいう「2027年問題」があります。
ちなみに、2027年も当初は2025年に保守期間が切れることから「2025年問題」とも呼ばれていました。
SAP案件とは?
SAPの基幹システムは、日本では2000社以上が導入しているとされ、その保守期間切れへの対応ニーズが高まっています。
そうした中、フリーエンジニア案件においても、SAPシステムに対応できるエンジニアの受容は、2027年までは、途切れないといえそうな状況です。
もう少し具体的に説明すると、SAPの既存ERPシステムが、SAP S/4HANAへとバージョンアップが予定されているのです。
SAP S/4HANAは従来のERPに比べて、アプリケーションがシンプル化されており、データベースの肥大化などを抑制することが可能です。
そのため、SAP S/4HANAへの移行を推進している企業が多いのです。
移行しないで他ERPで再構築するケースも
ただ、もちろん、SAPの保守運用期間が途切れることを皮切りに、他のERPでシステム再構築を検討する企業も増えてきています。
ある意味、政府でもDXを推進していますが、企業がデジタル・トランスフォーメーションを検討するには、いい時期という側面もあるのです。
SAPのERPを他ERPに乗り換えるためには、システム設計だけでなく、ビジネス設計も含め、多くの工数と人員が必要になります。
フリーランスエンジニアにも案件の機会が豊富にあると言えます。
SAP案件の注意点は?
SAPシステムの次期バージョンへの乗り換えにしても、他ERPの導入にしても、需要が高まっている背景を紹介しました。
では注意点などはないのでしょうか?
まず、一つ目は、ERPは企業の「会計業務」「人事業務」「生産業務」「物流業務」「販売業務」などの基幹となる業務を統合し、効率化、情報の一元化を図るためのシステムです。
実際の業務を運営していくために、どれも必要不可欠な要素であるために、比較的に「お堅い業務」とも言えます。
ゲームやアプリケーション開発に対して、厳密性なども求められることになりますので、もしも、そうした仕事に忌避反応がある人は避けた方がいいかもしれません。
また、基幹システムであるが故に、その範囲や登場人物が多様化する傾向にあります。
比較的安定的に仕事は受け取れるというメリットはありますが、ERPなどの領域に自身の関心があるかはしっかり見極めるようにしましょう。
具体的に案件を取得するには?
もしもSAP案件に興味がある人は、エージェントに登録しましょう。
恐らく、SAP案件がやりたいという意志があれば、すぐに案件が決まります。
複数のエージェントに登録し、最も条件のいいエージェントから案件を受注するのがおすすめです。
おすすめのエージェント一覧は下記となります、相性が良さそうなところから問い合わせてみてはどうでしょうか?
【一覧版】フリーコンサルやエンジニアが登録しておきたいエージェント13選!
※フリーコンサル向けのエージェントも交じっているため、エンジニア向けのエージェントに絞って登録することをお忘れなく
今回は、フリーエンジニアのSAP案件について紹介しました。
引き続き、デジタルエレクトロニカでは、フリーランスエンジニア向けの情報も発信していきますので、ご関心をお持ちの方はチェックしてみてください!