フリーランスになると避けては通れない、企業との商談面接。
その際に、あなたがどういう経験や実績を積んできたのかを企業側に伝えるツールがレジュメ(職務経歴書)です。
フリーランスに必要なレジュメと新入社員や中途社員が必要なレジュメは、同じ部分と異にする部分があり、今回は、フリーエンジニアや個人事業主で活躍してようと考えている人向けの、レジュメ(職務経歴書)の作成方法について紹介します。
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レジュメでは、専門・得意領域を明確に
まず、氏名、生年月日、性別、連絡先、学歴、職歴などはどのフォーマットにも埋める箇所があるかと思います。
その中で重視すべきは職歴です。こちらは、〇〇企業、△△年だけではなにをやってきたのか分かりません。
一般的な中途面接では、企業名と勤続年数だけでいいかもしれませんが、フリーエンジニアやコンサルタントの人はここはしっかり記載しましょう。
具体的には、下記は最低限記載します。
・プロジェクトの期間
・プロジェクトの概要
・プロジェクトの立ち位置(一人でやったのか、チーム〇〇名で実施したのかなど)
・プロジェクトでの成果
・特機事項(こちらは上の部分で記載してもいいですが、例えば、最先端のテクノロジーを活用したとか、際立ったアピールポイントがあれば別途記載してもいいかもしれません)
そして、注意すべき点は、特にあなたが何を得意・専門の領域としているのか?ということが先方にも伝わるようにすることがポイントです。
自分の得意・専門領域が分からないという人は、フリーランスになる前に、サラリーマンなどで経験をもう少し積んでもいいかもしれません。ただ、どうしてもフリーランスで活動したいが、自分の得意・専門領域が分からない人は、自分の意志を重視した形でレジュメを策定しましょう。
今の時点では、得意領域や専門がなかったたしても、後々、こうした領域に進みたいという意志があれば、そこにスポットライトを当てた形で履歴書を作成するのです。
当然、レジュメの詐称は論外ですが、どのような事項にスポットライトを当てた書き方にするかは、作成者に委ねられています。
専門・得意領域とは
例えば、フリーランスエンジニアが元々はSI企業につとめていたとしましょう。
そして、何らかのシステム案件を担当していたと。
その際に、あなたなら、どんなレジュメを策定しますか?
もしも専門領域や得意領域があるのでれば、そこを記載すべきです。
もしなければ、自分の意志を記載していきます。
例えば、今後プログラミングをバリバリ使っていくような案件を取っていきたいのであれば、自身でプログラムを書いていたことがなくても、プログラムの進捗管理やレビューなど、関連する領域を記載するようにします。
そうすれば、少なくとも、面接官はその話題で話をしてくる可能性が高いですから、既にプログラムを読むことが出来ることや、今後そうしたことを自分でもやっていきたい意志をしっかり伝えるようにしましょう。
また、逆にプログラミングをバリバリやってきた人が、要件定義や、PMなどの仕事をしていきたいのでああれば、そこに関連した職歴を記載するようにしましょう。
繰り替えしになりますが、レジュメの詐称は絶対にやめましょう。すぐにばれますし、最悪うそで記載したもので案件が取れたとしても、後に、クライアントから、詐称したことで、お金が支払われなくても、不服を申し立てることも難しいかもしれません。
クライアント側からみた際のレジュメでのポイント
案件を発注する側の代表的なチェックポイントは以下となります。
・依頼したい案件、仕事にスキルや経験がマッチするか?
・即戦力として活躍してくれるかどうか?
・他のチームメンバーとも上手くプロジェクトが実施できるか?
・この人と働きたいと思うかどうか?
こうした観点では、レジュメをチェックしてみてはいかがでしょうか?
また、これは過去の累積なので一朝一夕でどうこうなるものではありませんが、やはり、有名企業での活動実績などは、レジュメを通す人にとっても安心感を与えます。
もしも、そうした経験がない人は、少しでも実績を積み上げながら、レジュメをアップデートしていってもらえればと思います。
また、レジュメについて不安がある人などは、まず、フリーランスに案件を紹介してくれる、エージェントなどに登録し、担当者にアドバイス貰うのもいいかもしれません。
おすすめのエージェントなどに興味がある人はこちらも是非チェックしてみてください。
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今回は、フリーエンジニアやコンサルタントが活躍していく上で、避けては通れないレジュメについて紹介しました。引き続き、デジタルエレクトロニカでは、フリーランス向けの情報も発信していきますので、ご関心をお持ちの方はチェックしてみてください!